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大仏御尊体鋳造作業の想像図

大仏御尊体作業風景の想像図 (クリックで拡大)
(出典:銅炎-高岡金工のあゆみ- 可西泰三 著 高岡金工誌編纂委員会 発行 1980年

高岡大仏は、総高約16メートルの巨大な青銅製の阿弥陀如来坐像です。

製作の過程は、開眼式(1933年)から遡る事22年、1911年(明治44年)に先行して大仏頭部の鋳造が完了しました。その後に製作された御尊体は、奈良・鎌倉の大仏と同様、下から順に鋳造したと考えられており、膝のあたりまでは一体で鋳造された様子が伺えますが、胸や腹の辺りでは至る所に丸いリベットの跡が見られることから、これらの部分は予め四角いパネル状のパーツに分けて作られ、骨組みにリベット止めする方法が取られたとの説もあります。

奈良大仏との比較

奈良大仏と高岡大仏の高さ(像高)を比較すると、奈良大仏の14.98mに対し、高岡大仏は7.43mであり、奈良大仏のちょうど2分の1サイズで製作されている。


奈良大仏との比較

円光背とキリーク

高岡大仏の特徴である「円光背」は、1933年(昭和8年)の建立から25年後の、1958年(昭和33年)9月に建載された。

円光背には当初、阿弥陀如来像の恩徳を讃える「無量寿経」に説く十二光仏を配する予定であったが、加重等の理由からこれを中止し、代わって阿弥陀仏の仏徳を一字で表現する梵字「キリーク」が頂点に配されている。

また、十二光仏は、高岡大仏が鎮座する台座(回廊)の再深部で、二代目高岡大仏御尊顔が安置される祭壇背後の壁面に配されている。

高岡大仏の円光背
高岡大仏の特徴である円光背

キリーク
円光背の頂点に配されている
阿弥陀如来の仏徳を表す梵字「キリーク」

手印

高岡大仏の手印
  高岡大仏が結ぶ上品上生の定印

高岡大仏が結ぶ手印は阿弥陀定印で、右手を左手の上に置き、人差し指を立て,親指をその指頭に付けた阿弥陀如来の結ぶ印です。